
手術後の生活について
椎弓形成術後の生活
患者さんの状態にもよりますが、手術翌日から軟性コルセットを付けて起立、歩行が許可されます。入浴や就労ができるようになるまでのおおよそのスケジュールを確認しましょう。
起立・歩行が可能になるまで
コルセットを装着した状態での歩行は手術の翌日からが目安です。
退院まで
手術から5日~7日が目安です。
通院期間
手術から2~3か月が目安です。
入浴が可能になるまで
シャワーは手術から4日目、湯舟につかるのは手術から●日が目安です。
コルセット装着期間
手術から最低でも1か月は装着します。
就労復帰
デスクワークであれば手術から2~3週間、フィールドワークであれば手術から2か月後が目安です。
後方椎体間固定術(PLIF)後の生活
椎弓形成術に加え固定術も行った場合、療養期間は椎弓形成術よりも長くなります。
起立・歩行が可能になるまで
コルセットを装着した状態での歩行は手術の翌日からが目安です。
退院まで
手術から10日~12日以内が目安です。
通院期間
手術から24か月が目安です。
入浴が可能になるまで
シャワーは手術から4日目、湯舟につかるのは手術から●日が目安です。
コルセット装着期間
手術から最低でも2~3か月は装着します。
就労復帰
デスクワークであれば手術から1か月、フィールドワークであ れば手術から3か月後が目安です。
内視鏡下椎間板切除術(MED)後の生活
髄核のヘルニアを切除した後、椎間板が塞がるまでの約1か月は再発の危険が高いと言われています。リハビリが必要な期間は約3か月です。また、仕事の残業なども手術後3か月間は控えてください。
起立・歩行が可能になるまで
コルセットを装着した状態での歩行は手術の翌日からが目安です。
退院まで
手術から1週間が目安です。
通院期間
手術から3か月が目安です。
入浴が可能になるまで
シャワーは手術から3日目、湯船につかるのは手術から6日が目安です。
コルセット装着期間
手術から最低でも3か月は装着します。
就労復帰
デスクワークであれば手術から2週間、フィールドワークであれば手術から3か月後が目安です。
日常生活で注意が必要なこと
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腰部に負荷のかかる動作は避けましょう。具体的には重いものを持ちあげたり、同じ体勢を続けたり、などです。また、動作は極力ゆっくり行いましょう。
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体重を減らすことは、腰部への負荷を減らすことになります。体重管理を心がけましょう。
コルセットについて
コルセットは硬性コルセットや、ダーメンコルセット、軟性コルセット等の種類があります。患者さんの状態をみて装着する種類や期間を決めているので、医師の指示に従ってください。
自動車等の運転について
痛み止めなどの薬を使用している期間は禁止です。運転を再開したい場合は必ず医師に確認してください。また、長時間同じ姿勢でいると腰部に負担がかかるので、長時間の運転になる場合もご相談ください。