白内障手術における選定療養とは、手術の技術料は保険診療で行い多焦点眼内レンズの費用については自由診療で行う、というものです。原則、厚生労働省は保険診療と自由診療（保険外診療）の併用を禁止していますので、保険外診療である多焦点眼内レンズを用いた白内障手術はこれまで手術の技術料も100%自己負担でした。これが選定療養により一部負担（3割など）となるため患者様が負担する総額がおよそ半分ほどに低減します。つまり先進医療特約の有無に左右されず多焦点眼内レンズを用いた白内障手術を受ける皆さまの負担が等しく低減したということです。